2014年10月30日木曜日

“クロワッサンで朝食を”を観て思う事


ずいぶん前からWOWOWで放送していた映画
“クロワッサンで朝食を”をやっと観ました。


ストーリーを簡単に言うと
若い頃にエストニアからパリに来て
ずっとパリジェンヌとして生きてきた
80歳前後と思わしき女性フリーダと
同じくエストニアから来た
50代のメイド、アンヌとの
交流を描いたお話。


タイトルと2人の中高年の交流っていうと
なんか暖かいストーリーを想像しちゃうけど
実際は、超ワガママババーと根暗な女の話で
メイドの斡旋をした男性も
フリーダの息子かと思いきや
夫が死んだ後フリーダの愛人だった男。


この偏屈ババーを演じるのは
往年の名女優ジャンヌ モロー。




若い時は本当にカッコよくて
タバコの吸いかたなんてため息もの。


そしてこれが映画のワンシーン…




面影は意地悪そうなところだけ⁉︎


しかもこの女性
余りに性格が悪くて誰も相手にしてくれないので
家に引きこもっているんだけど
ヘアーもメイクもバッチリ!


部屋着はシャネルよ‼︎
家でもパールのネックレスジャラジャラ‼︎


なんでも、ココ シャネルとお友達だった
ジャンヌ モローの自前の衣装だそうで。


それに引き換え
50代女は安そうなダウンコートに
長靴みたいな地味なブーツか
フォークロアな刺繍のまたまた安そうな靴。




でもこんな中高年は
日本の駅前商店街にいっぱい居そうな雰囲気。


で、家に引きこもっていて
何をしてるかというと
読書!


ダラダラテレビ見てるとかじゃなく
読書!


ババー、かっこいいーー‼︎


フリーダは朝クロワッサンと紅茶なんだけど
アンヌは最初スーパーで
クロワッサンを買って来ちゃう訳。


フリーダはこれはクロワッサンじゃないって
言って食べないの。


そりゃそうよねー
私だってパン屋さんで売っている
天然酵母とか発酵バターとかの
パリパリのクロワッサンしか食べたくないもん。


で、なぜだかパン屋で焼きたての
クロワッサンを買ってきただけで
仲良くなっちゃう2人。


久々にお出かけしましょうと
元愛人が経営しているカフェに行くわけ。


久々のお出かけで
アンヌにオシャレしなさいって言って
自分のバーバリーのトレンチをあげちゃう
気前良さ!


アンヌも地味なダウンコートから
バーバリーのトレンチになっただけで
垢抜けちゃうのよ。




カフェに着くとフリーダは
品のいいじーさんの横に座り
頼んだテキーラをグイっと飲んじゃう。


フリーダ、かっこいいぞーー‼︎


最後の方のシーンで元愛人の男性が
80ババーのベッドの横に横たわるのだけど
男の方はイヤラシイ意味ではなく
どちらかといえばいたわり?


でもフリーダはシャツのボタンを開けたり
股間に手を当てたり
実際にはムリなのはわかっているけど
できるならヤリたい現役感たっぷり‼︎


と言うことで、私はこの偏屈ババーに
とっても共感したのよ。


かわいいおばあちゃんになって
周りから愛される老後もステキだけど


私には子供がいないから
もちろん孫もできないわけで
夫が死んだらひとりぼっち。


いつまでも色気のあるくそババーで
自分の好きなように暮らし
色気のある中高年男性に
しょうがないな〜と言われつつも
面倒をみてもらえる老後もいいかな〜
と思った次第です。


でも、偏屈ババーはキレイにしていて
一人でもちゃんと生きていけなきゃ
あんまり相手にされないから
それなりに大変よ。


ある意味偏屈ババーのほうが
わかりにく〜い可愛げがあるのかも…


そもそも色気のある男性に
出会えるのか?


勝手な妄想が随分膨らんでるわね。


フランスならではの生き方で
日本だと色ボケババーって
嫌がられるかもだしww


映画的にはイマイチだし
タイトルも原題の
“パリのエストニア人”の方が
内容に会っていると思うけど
老後をどう生きるかってことを考えるには
いい映画だったわね…


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